「レジデンストラック」とは従来運用のこと

先日、中国との往来再開に向けて日本外務省から発表があった事をお伝えしました。発表記事のURLは以下の通りです。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/c_m1/page24_001212.html
国際的な人の往来再開に向けた段階的措置について
(中国・ビジネストラック及びレジデンストラック)
令和2年11月27日

私は最初にこれを読んだ時に、「レジデンストラック」は名前からして長期駐在者向けの制度だと誤解してしまいました。その誤った先入観を持って読むと何が変わったのか良く分からず、混乱していたのですが、昨日、領事館と他地区の商工クラブの方との質疑応答があり、その際、領事館から「レジデンストラックは従前からの運用と同内容のものを指す」との回答をいただき、目から鱗が落ちました。

同じ誤った先入観を抱いてしまった人もいるかと思い、お知らせする次第です。
私なりに今回の制度を大まかに説明すると以下のようになります。

レジデンストラック:従前からの運用(日本到着の場合は自宅等での14日間待機が必要)


ビジネストラック:中国→日本の渡航後、14日間の自宅等待機中も行動範囲を限定した活動が可能(今回の日本外務省発表の重点)

ファストトラック(快捷通道):日本→中国の渡航後の隔離の緩和策の筈だが、詳細は不明で、中国側からの発表を待つ必要あり

※注意点:ビジネストラック(日本側呼称)とファストトラック(中国側呼称)は同義の言葉として使われる事がある

(事務局 長倉)

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コメント: 1
  • #1

    在上海日本国総領事館(経済部 保田) (木曜日, 03 12月 2020 15:26)

    長倉様、情報展開をいただきまして有難うございます。
    11月30日からビジネストラックが運用開始されてから日も浅く、誰もが新しい制度の中身を理解するのが大変な時期に、分かりやすい総括コメントを展開いただきまして有難うございました。

    本ページをご覧になられる管轄地域内お住まいの方も、運用について疑問点ございましたら、お気軽に在上海総領事館(領事部)までお問い合わせください。
    連絡先:在上海日本国総領事館(別館領事部門)
    Address: 中国上海市延安西路2299号 上海世貿大厦13階
    TEL:021-5257-4766 (日本人窓口)
    開館時間:9:00-17:00(午前の入館は12時まで・12:30-13:30はお昼休み)